物価 : 生産者物価(PPI)(アメリカ)
【日本】 企業物価指数(CGPI)  消費者物価指数(CPI)
【アメリカ】 生産者物価(PPI)  消費者物価(CPI)
(アメリカ)
生産者物価(PPI)
Producer Price Index

●発表機関:総務省労働統計局(BLS)
●公表周期:月次
●公表予定:翌月15日前後 (1982年=100)
         原数値は該当月分が発表された4ヵ月後に改定。
         季節調整値は毎年1月分発表時に5年分改定される。

生産者物価は国内の生産者が受け入れた生産物の販売価格の平均的な変化を表したものであり、
重要な物価統計である。(1978年までは卸売価格指数・卸売物価として知られていた)
国内製造業者の販売価格を約1万品目について調査を行い、計数は製造段階別に、最終財、中間財、原材料に分類されている。
また、詳細な品目別の価格や商業別にも分類がある。

価格変動は原材料→中間財→最終財の順で伝播する。
その為、最終財の価格が安定していても、将来もその状態が続く保証はない。
原材料や中間財の価格動向にも注意が必要である。
また、食品やエネルギー価格は季節的な要因で乱降下することがあるので、これらを除いたベースで最終財価格をみたほうがいい場合がある。これは通常、コア・インフレ率(Core inflation rate)や基礎的インフレ率(Underlying inflation rate)と呼ばれている。
金融市場が最も注目しているのが最終財(コア・ベース)の季節調整済み前月比上昇率である。

最終財コアインフレ率の動きを予測するには、雇用コスト指数、単位労働コスト、時間当たり平均賃金、商品価格指数が参考となる。
傾向としては、景気拡大の終盤かけて指数が急上昇する。
その後間もなく上昇が緩やかになったり、下降傾向に転じたりする。

【参考リンク】

野村證券用語
トレーダーズ・ウェブ経済指標(コア前月比)
NIKKEIマネー&マーケット(景気ウォッチ)卸売物価
NIKKEIマネー&マーケット(統計データ)卸売物価
NIKKEIマネー&マーケット(用語)卸売物価
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