金融 : FOMC(公開市場委員会)(アメリカ) | |||||
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(アメリカ) FOMC(公開市場委員会) Federal Open Market Committee ●発表機関:FOMC FRB(Fed) ●開催周期:年8回、約6週ごとの原則火曜日(2月と7月は水曜を含めた2日間) ●開催予定:開催日については、毎年6、12月に、先行き1年分の日程を公表する。 金融危機など景気の急変時には、臨時の電話会合を開くこともある。 ●内容公表:FOMC議事録:その開催2日後(木曜日)に、前回分のFOMC議事録が公表される。 FOMC(Federal Open Market Committee)「公開市場委員会」は日銀の政策委員会に相当する最高意思決定機関である。 金融調節の代表的手段である公開市場操作の基本方針はここで決定される。 メンバーは理事会から7名全員、地区連銀から総裁5名の計12名。議長は理事会議長、副議長はニューヨーク連銀総裁が勤める。 開催2日後(木曜日)に、前回分のFOMC議事録が公表されることになっている。 FOMC終了後に、利上げ・利下げの幅が市場予想とは違った場合は、マーケットが大きく変動する事がある。 しかし既にマーケットが織り込んでいる場合には、反応しないケースも少なくはない。 ただし、そのような場合でも、今後の金融政策の方向性を探る目的で、"FOMC声明文"に注目が集まる。 米国を中心とした景気循環の現在では、FOMCは世界中のマーケットの注目を集めるイベントとなっている。 [FOMC議事録の内容] @経済情勢 ベージュブックを基に議論され、前回のFOMC以降の全米経済状況が雇用・生産・販売・出荷・在庫・貿易・物価の順に述べられる。 ※ベージュブック…(米地区連銀が作成した地方景況報告をまとめたもので、FRBによってFOMC開催2週間前に発表される) A金融政策の回顧 前回採択された金融政策の基本方針を振り返り、実際に実行された政策が金融市場や為替市場に どのような反応を与えたか、さらにマネーサプライはどんな推移を辿ったかなどが報告される。 B経済予測 事前に配布されたグリーンブック(理事会調査統計局が作成した経済予測資料)の内容が紹介される。 Cメンバーの議論 以上を踏まえたメンバーの議論が展開される。最後に金融緩和、引き締め、もしくは現状維持の変更の是非が述べられる。 Dニューヨーク連銀向け国内政策指令 上記に基づく金融政策の基本方針が公開市場操作の執行機関であるニューヨーク連銀に向けて発せられる。 [公開市場操作について] 3つの手段がある金融政策(公開市場操作・公定歩合変更・準備率変更)の中で、最も機動的なのが公開市場操作(オペ)である。 Fedは間接的にFFレートを調整するためにオペを行なうことが多い。 FFレートは日本のコールレートに相当するオーバーナイト中心の短期金利である。 オペの効果は最終的に短期金利市場の需要に反映される。(FF:フェデラルファンド) ・Fed(FRB)について アメリカで、日本の日銀に相当するのが連邦準備制度(Federal Reserve System)、略してフェッド(Fed)である。 連邦準備制度理事会(Board of Govemors of the Federal Reserve System)は、金融政策基本方針を決定する組織で、 ワシントンにある。これをフェッドと呼称することもあるが、日本では一般にFRBと呼ばれる。 FRBの主たる任務は @公開市場操作の基本方針決定に参加すること A公定歩合(Discount Rate:プライマリークレジットレート)の変更を決定すること B預金準備率を設定すること などである。アメリカの金融政策形成において最も重要な組織である。 【参考リンク】 All About用語(FOMC) All About用語(FRB) All About用語(FF金利) ベージュブック |
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